課題 01
リアルタイムデータと履歴データをつなぐ
企業のデータ資産は、世代の異なる技術が積み重なって形成されてきました。取引はリレーショナルデータベースに、イベントはストリーミング基盤を流れ、顧客・商品データは業務システムに、履歴はデータウェアハウスやデータレイクに存在します。
それぞれが本来の目的には適しています。問題が現れるのは、1つの業務プロセスが同時に複数を必要とするときです。1つの判断が、ライブイベント、日中の状態、長期履歴、参照データを同時に必要とすることがあります。すべての利用者がこれらのソースを個別に統合すれば、ポイントツーポイントの接続、重複した変換処理、一貫性のないアクセス制御が積み上がっていきます。
答えは単一の中央リポジトリではありません。ソースシステムが正となる場面も多く残ります。必要なのは、既存のデータ資産全体に対してアクセスを仮想化することです。利用者は安定したインターフェースを通じて照会し、プラットフォームが接続、正規化、権限、キャッシュを担います。リアルタイムデータと履歴データは物理的には分散したまま、運用上は接続された状態になります。